管理会社フロントマンが語る珠玉のエッセイ

〜仕事が遅いって言われるとです… の巻き〜

ヒロシです。
よく「仕事が遅い」っていわれるとです。

「なんで言った期日が守れないんだ!!」と
怒鳴られたこともあります。
でも、だれがやっても期限厳守が不可能な場合もあるとです・・・。

例えば、複数の理事会が重なる週末。
以前私が勤めていた管理会社では、
なんと1人で23件の管理組合を担当していました (ふつうは12件前後)。

考えてみてください。
土・日曜は月に8回。
月1回の理事会を、23件すべて土・日曜やったら、
単純計算で1日3件びっしりです。

時間をギリギリ調整しながら理事会に出席するしかありません。

そして理事会後。
「議事録は月曜までに」
「植栽業務の見積もり頼んだぞ」
「迷惑駐車の対処法も至急ね」―
他にも、
滞納管理費の取立て、住民同士の騒音問題の処理などなど。

こんなことを、土・日曜の理事会ですべて1度に言われるんです。
もうパニックです!

会社は何考えてるんだ!?
こんな仕事量できるわけないだろ!?
バカじゃないのか!?
できないものは最初からできないと言えないのかって?

私の方は10件、20件担当しているといっても、
お客様からみると担当は私一人。

「他のマンションで忙しくて・・・」なんて言ったら、
クビを覚悟しなけりゃなりません。

この間なんか、
Aマンションの理事さんのゴルフの都合とかで、
Bの理事会の日程を変更してもらったら
「管理会社の都合で変えたんだから管理委託費下げろよ」っていきなり。

そんなこんなで、フロントマンの私にはお客様に
「できません」の一言は言えません。。。

仕事量に対する不満を上司に言えるわけもなく、
飲み屋で後輩に愚痴るしかないんです。




■筆者プロフィール■
黒木 浩(仮名)
昭和36年生。大学卒業後、大手管理会社に就職。将来を有望されるも、一身上の都合で退職。現在は小管理会社で社長の片腕として活躍する。昔から理事会後に「泊まっていけ」と酒に付き合わされるタイプ